不自然死究明研究所(UDIラボ)を舞台に死因究明のために立ち向かう解剖医たちの姿を描いた「アンナチュラル」。
一話完結なんですけど、監禁事件や劇場型犯罪に巻き込まれたり、法廷で証言する話もあって内容がバラエティーに富んでてまったく飽きません。
個人的には第5話が一番印象に残ってますね。
海に飛び込んで自殺したとされている妻の死因を究明してほしいと男性が遺体を持ち込んでくるんですけど、ラストがもう…。
やっちゃダメなことなんですけど男性の気持ちが痛いほど伝わってきて、もうただただ茫然と涙。
「MIU404」や「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本を担当された野木亜紀子さんの脚本が素晴らしいです。
出演者も豪華!
主演の石原さとみさんの他、窪田正孝さん・井浦新さん・市川実日子さんと演技派ぞろいなんです。
とくに井浦新さん演じる解剖医の中堂はいいキャラしてました。
不愛想ですぐに「バカか」とか暴言を吐くし、とにかく偉そうなんですけど解剖の腕は抜群。
なんだかんだ言いながらも主人公・ミコトの手助けをしてくれるところもなんだかカワイイ。
そして8年前に恋人を殺した犯人を突き止めるために、同じ特徴のある遺体をひそかに探してるんです。
この普段の態度と意外と一途で純愛なギャップがたまりません。
終盤でこの中堂と恋人の過去が描かれるんですけど、泣きました。
いつも怖い顔してる中堂が彼女の前では優しい雰囲気で幸せそうで、それだけに彼女が死んで中堂のもとに遺体が運ばれてくるのがもう悲しくて。
しかもここで「Lemon」が流れてくるんですよ。
主題歌の使い方最高!
最後に中堂の恋人を殺した犯人が判明するんですけど、こいつがサイコ!
めちゃくちゃ殺してるし、動機が怖すぎるし、演じた尾上寛之さんがサイコパスにしか見えない…。
実際、アンナチュラルのあと何度か違うドラマで尾上さんをお見掛けしたんですけど、犯人役が異様に多くて、もう尾上さんが出てくると犯人かと思うようになってしまいました。
ミステリーでドキドキして最後は感動しちゃうおススメドラマです!