愛にあふれた心温まるストーリー「とんび」をご紹介したいと思います!
脚本を担当されたのは「天国と地獄」や「JIN-仁-」を手掛けた森下佳子さん。
私は森下さんのドラマが好きで、「ごちそうさん」とか「義母と娘のブルース」、「天皇の料理番」も見てたんですけど、盛り上げ方が上手というかドラマチックな展開で心を掴まれるんですよね。
とんびは重松清さんの同名小説が原作で、父親と息子の絆を描いた物語。
佐藤健さん演じる息子のアキラが生まれた時から、一つ一つのエピソードが丁寧に紡がれて、衝撃的な展開はしないんですけど心に沁みるんです。
簡単にあらすじをご紹介しますね。
ヤスは息子のアキラと妻の美佐子と共に幸せな日々を過ごしていました。でもある日、トラック運転手であるヤスは荷物が積み上げてある仕事場でアキラを遊ばせていたときに荷物が倒れてきてしまい、アキラをかばった美沙子は帰らぬ人となってしまいます。母親を亡くし寂しいアキラでしたが、ヤスの幼なじみで住職の照雲やヤスの姉替わりのたえ子たちに愛されてアキラはまっすぐに育っていきます。しかし、不器用なヤスはアキラの東京行きを機に疎遠になってしまうのです。
父親のヤスを演じているのは内野聖陽さん。
学はないけど家族への愛にあふれた昭和のお父さん(物語は昭和から平成にかけての話です)って感じで、なんだか愛おしくなる人物です。
アキラを演じるのは佐藤健さんで、頭がよく優等生で優しいアキラにピッタリ。
母親の美佐子は常盤貴子さんが演じているんですが、笑顔がステキで早々に亡くなってしまって残念でした。
自分の気持ちをうまく話せない意地っ張りで不器用なヤスは、そのせいでアキラと中々会えなくなってしまいます。
家族といえどちゃんと話すことって大切だよなと改めて感じたドラマでした。
じんわりと心が温かくなって、ちゃんと生きようと思えるストーリーで、親子の絆に感動しますよ。
疲れた心に沁みるドラマです。